東京・赤坂のTBS本社ビル=2010年12月22日、東京都港区(提供写真)【拡大】
番組ホームページにはとってつけたように「このドラマはフィクションです。登場する団体、名称、人物等は、実在のものと関係ありません」とあるから皮肉だ。実名ということでいえば、この第3話だけでも早稲田大学と東京大学という2つの実在大学名が出てくる。しかもそれらの大学には合格がむずかしい(と思われる)女子高校生の志望校として登場しており、「高学歴大学」の事例に使われている。
つまり結果として、褒める内容であれば実在する学校名を出しても問題が起きないということだが、さらに言えば、出身大学でその人物を評価するという社会風潮をメディアが助長していることになり、大きな意味では「公共の福祉に資する」という放送法の目的条項に違反している可能性もある。
現在の高校が事実上全入で、その半数以上が大学へ進学し、実際の大学生の少なからずが「真面目に勉強していない」から、大卒は「4年間滞在した証明」にすぎないという現実もある。その意味で、このドラマは大学進学を神聖化しており、犯罪的でさえある。