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「倒れたら無駄になる」 体いたわり講演休止 めぐみさん拉致から37年 (1/4ページ)

2014.11.15 07:00

北朝鮮に拉致された日本人を救出するための連続集会で挨拶する横田早紀江さん(中央)と、滋さん(左)=2014年11月6日、東京都文京区の文京区民センター(蔵賢斗撮影)

北朝鮮に拉致された日本人を救出するための連続集会で挨拶する横田早紀江さん(中央)と、滋さん(左)=2014年11月6日、東京都文京区の文京区民センター(蔵賢斗撮影)【拡大】

  • 拉致問題を啓発するポスター。1977(昭和52)年1月に新潟県新潟市の自宅前で撮影された横田めぐみさんの写真が使用されている
  • 政府が認定する安否不明の拉致被害者(「死亡」「未入国」は北朝鮮の発表・回答)。※拉致被害者の項目は、氏名、当時の年齢、北朝鮮発表の順
  • 【拉致再調査】北朝鮮の特別調査委員会の構成=2014年10月28日現在
  • 北朝鮮の拉致被害者に関する調査の経過=1997年11月~2014年10月
  • 日本政府代表団と協議する北朝鮮の徐大河(ソ・デハ)・特別調査委員長(左から2人目)=2014年10月28日午前、北朝鮮・首都平壌市(共同)
  • 北朝鮮・首都平壌市

 拉致被害者、横田めぐみさん(50)=拉致当時(13)=が1977年、北朝鮮に連れ去られてから15日で37年になる。今夏に始まった拉致被害者らの再調査の報告は今も伝えられず、めぐみさん救出への道筋は見えないままだ。積み重なった疲労のため、父の滋さん(82)と母の早紀江さん(78)は、年内の講演活動を休止することを決めたが、救出への思いは変わらない。体をいたわりながら、再会の日を祈り続けている。

 年内の講演活動休止

 「家族には訴えることしかできないから、できるだけのことはやってきた。本当に長い年月、毎日毎日、私たちがやるべきことをやってきたと思っている」

 めぐみさん拉致から37年を前に、早紀江さんはこう語った。めぐみさんが北朝鮮にいるとの情報が明らかになったのは97年。それ以来、滋さんとともに早期救出を求める署名活動や講演に走り回ってきた。

 活動を始めたころは世間の関心も低かった。「署名のために机を置こうとしたところ『机なんか置かないでください』と断られたこともあった」と、滋さんは振り返る。

「倒れたら無駄に」

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