抵抗した若者を数人掛かりで地面に押さえつけて拘束。催涙スプレーのタンクを背負った警官の姿に、デモ参加者が慌ててマスクやゴーグルを手にする場面も。「真の普通選挙を実現せよ」。シュプレヒコールだけがむなしく響く。
「道路取り返したい」
約1時間後、約500メートルの大通りからはデモ隊の姿が完全に消えた。前日、ネイザンロードに交差する別の通りで強制撤去を行った際、繰り返しデモ隊に撤収を呼び掛け、約30メートルの撤去に約5時間かけたのとは全く異なる対応だった。
無造作に積み上げられたテントの骨組みや布がトラックに積み上げられていく様子を、道路脇で若者たちがぼうぜんと見守った。「ここで撤収したら今までの抗議が無駄になる。何とかもう一度、道路を取り返したい」。ヘルメットをかぶった男性(30)は手製の木の盾を握りしめた。(共同/SANKEI EXPRESS)