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【香港民主化デモ】警官隊と衝突、37人負傷 学生ら40人逮捕 (2/3ページ)

2014.12.2 09:15

政府本部庁舎近くの幹線道で、デモ隊に催涙スプレーをかける警察の特別部隊=2014年12月1日未明、中国・香港島アドミラリティ(共同)

政府本部庁舎近くの幹線道で、デモ隊に催涙スプレーをかける警察の特別部隊=2014年12月1日未明、中国・香港島アドミラリティ(共同)【拡大】

  • 香港デモをめぐる主な動き=2014年6月10日~12月1日
  • 【香港民主化デモ】香港・政府本部庁舎周辺のデモ隊が占拠した場所=2014年11月30日~12月1日、中国
  • 中国・香港の行政長官官邸
  • 中国・香港特別行政区

 ≪焦る急進派 抗議路線で内部対立≫

 香港で選挙制度の民主化を求めて9月末に始まった街頭占拠による民主派の平和的なデモが「暴力の応酬」(学生団体幹部)による流血の事態に発展した。民主派リーダーの立法会(議会)議員、李卓人氏は1日のラジオ番組で、「政府庁舎包囲は代償が大き過ぎた」と述べ、学生側にも警官隊にも多数の負傷者が出た事態を批判した。しかしデモ隊急進派の動きをもはや、穏健派が抑えられなくなっている。

 穏健派を突き上げ

 「抗議活動のレベルを今から引き上げる」。民主派デモ隊最大の拠点である香港島中心部のアドミラリティ(金鐘)で11月30日夜、民主派系学生団体の大学生連合会(学連)と高校生が中心の団体、学民思潮の幹部は近接する政府本部庁舎を指さしながら、デモ参加者に庁舎包囲を呼びかけた。

 2カ月以上も続く街頭占拠だが、行政長官の選挙から事実上、民主派候補を排除するとの中国側の決定を覆すどころか何の譲歩も得られていない。香港市民からの支持も失い徒労感を深める民主派。「(街頭占拠に続く)次の一手を探していた」(学生団体幹部)が、それが組織的な庁舎の包囲という抗議活動のエスカレートとなった。

政府が対話拒否

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