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【取材最前線】新聞社「選挙班」の名鑑作り (2/2ページ)

2014.12.8 16:00

公示前の選挙ポスター掲示場=11月30日(蔵賢斗撮影)

公示前の選挙ポスター掲示場=11月30日(蔵賢斗撮影)【拡大】

  • 【衆院選2014】党派別立候補者数=2014年12月2日現在。※諸派は幸福実現党など。議長、副議長は出身政党に含めた。
  • 【衆院選】衆院の党派別勢力分野=2014年11月21日、※解散時。議長、副議長は所属政党に含めた。みんなの党、生活の党から他党への移動を表明した議員は、新たな所属政党に加えた。
  • 【衆院選公示】(左から)次世代の党の平沼赳夫(たけお)党首、公明党の山口那津男(なつお)代表、維新の党の江田憲司共同代表、民主党の海江田万里(かいえだ・ばんり)代表、自民党の安倍晋三(しんぞう)総裁=2014年12月2日
  • 【衆院選公示】(左から)街頭演説に集まった有権者ら、新党改革の荒井広幸代表、社民党の吉田忠智党首、生活の党の小沢一郎代表、共産党の志位(しい)和夫委員長=2014年12月2日

 「表記の統一」も重要な留意点の一つだ。ある候補者には「松下電器社員」としながら、別の候補者に「電器メーカー社員」と表記すれば、公平性を欠いてしまう。「会社経営」「会社社長」「会社役員」なども読み手に与える印象は微妙に異なるからだ。

 プロフィルを整えた後は、公示日の動きに合わせて立候補者を届け出順に並べるなどの紙面作りのリハーサルを何度か行う。今回の衆院選は、突然の衆院解散だったこともあり、公示までの事前準備の期間が極めて短かった。リハーサルは実質2回しかできず、11月末の最後のリハーサルでは、印刷に出す直前の紙面を確認するための「ゲラ刷り」と呼ばれる段階で、半分以上の候補者の選挙区が正しく表示されない「トラブル」が起きた。原因を探ると端末の操作ミスと判明したが、もしシステムの故障であればこれまでの作業が台無しになりかねないため、選挙班員はみな冷や汗をかいた。

 公示日はミスなしで乗り切った。選挙班は14日の投開票日に向けた作業に没頭している。(政治部 力武崇樹/SANKEI EXPRESS

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