ある日、フィリピン人のメイド、テレサ(アンジェリ・バヤニ)が住み込みで働くことになった。ジャールーは最初こそなかなかテレサに心を開かなかったが、次第にかけがえのない存在となっていく。ジャールーの父親(チェン・ティエンウェン)といえば、アジア通貨危機のあおりを受けてリストラに遭い、母親(ヤオ・ヤンヤン)のイライラは募るばかり。すっかり息子の心をつかんだテレサには嫉妬心に駆られ…。
チェン監督が実在のフィリピン人メイドをモデルとし、主演に据えたのは、幼少時に自分を育ててくれた彼女が両親以上に特別な存在となっていたからだ。「彼女の名前はテレサといい、僕はテレサおばさんと呼んでいました。4歳から8年間も一緒に過ごしました。子供時代を思いだすと、彼女との思い出ばかり。映画化を決めたとき、とても大切な人だったことに改めて気づいたのです」