「乗り遅れ」懸念
企業から大学への訪問も例年以上に盛んだ。日本大の理系学部には、優秀な学生を紹介してもらおうと、教員との面会を求める採用担当者が「例年の2割増し」で訪れる。大学で開かれる企業担当者による業界研究会も始まった。愛知県内の私立大のキャリアセンターには、人手不足に悩む地場のゼネコン担当者が連日相談に来ている。
外資系ではそもそもルールには従わず、例年通り年内から本選考に入った企業もある。学生からは「何のために遅らせたのかわからない」といった声も聞かれる。都内の私立大就職指導課スタッフは「まだ先だと構えている学生もおり、情報収集力によって内定獲得にも差が出る」とみる。
「大学としてはルール通り学業を優先してほしい半面、学生が不利益を受けないよう準備は例年通り進めてと言うしかない」と複雑な心情を語った。(SANKEI EXPRESS)