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言語道断の職業差別 渡辺武達 (1/4ページ)

2014.11.26 11:10

東京・汐留の日本テレビ本社=2011年4月10日、東京都港区(原田史郎撮影)

東京・汐留の日本テレビ本社=2011年4月10日、東京都港区(原田史郎撮影)【拡大】

 【メディアと社会】

 来年4月に日本テレビにアナウンサーとして入社する内定を受けていた大学4年生の女子学生が、東京・銀座のクラブでアルバイトをしていた経験を理由に内定を取り消されたのは不当だとして日テレを提訴した問題が注目されている。週刊誌のスクープで明らかになり、テレビや一般新聞も後追いで報道。14日に第1回口頭弁論が東京地裁で行われた。

 勝ち目ない日本テレビ

 訴状によると、5月に日テレから送られてきた内定取り消しの通知書には「アナウンサーには高度の清廉性が求められる」「セミナーで提出した自己紹介シートにクラブでのバイト歴を記載しておらず、虚偽の申告だ」などと書かれていたとしている。訴状や報道の通りであれば、法的にも倫理的にも日テレに勝ち目はないだろう。

 しかし、アナウンサーを希望する女子大学生らに与えた衝撃は大きかったようだ。筆者の講義を受講している2年生の女子学生から「自分もホテルのバーでアルバイトをしているので、就活が心配だ」という相談を受けた。

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