アギーレ監督は来年1月のアジア・カップ(オーストラリア)に備えて日本に滞在しており、29日から合宿が始まる予定。(共同/SANKEI EXPRESS)
≪進退発展は不可避 イメージ低下≫
サッカー日本代表のハビエル・アギーレ監督がスペイン1部リーグ時代の八百長疑惑で告発された。ワールドカップ(W杯)ブラジル大会後に、日本代表の再建を託された指揮官が捜査対象となる前代未聞の事態に困惑が広がる。就任後初の公式大会となる来年1月のアジア・カップ(オーストラリア)を前に進退問題への発展は避けられないとの見方が出ている。
「子供の夢・希望」
スペインの司法制度では告発を裁判所が受理してから本格的に捜査が始まるため、現時点で監督の立場はあくまで「灰色」。それでも、この状況が続けば日本サッカー全体のイメージ低下は必至で、日本サッカー協会副会長でもある村井満Jリーグチェアマンは「こういう問題には敏感だ。代表チームは子供の夢、希望そのものだから」と懸念を示した。