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【アギーレ監督告発】スペイン検察 八百長関与疑い 進退発展は不可避 イメージ低下 (3/4ページ)

2014.12.17 10:15

日本-ブラジル戦で采配をふるう日本代表のハビエル・アギ-レ監督。スペインリーグ時代の試合で八百長疑惑がかけられている=2014年10月14日、シンガポール(川口良介撮影)

日本-ブラジル戦で采配をふるう日本代表のハビエル・アギ-レ監督。スペインリーグ時代の試合で八百長疑惑がかけられている=2014年10月14日、シンガポール(川口良介撮影)【拡大】

  • スペイン・首都マドリード

 日本代表は協会に年間約55億円もの協賛金などの収入をもたらす「看板」。スポンサーに近い関係者は「ここまで手を打たないのはどうか。疑惑をかけられている時点で何か手を打たないといけなかった」と協会の対応の遅さを指摘した。J1クラブの社長からも「(監督は)もうもたないだろう」との声が漏れた。

 免れた降格

 スペイン検察当局が告発した事件の構図はこうだ。2010~11年シーズンの5月21日の最終節は、2部に降格する残り1枠をめぐり、13~18位の6クラブが勝ち点2差の間にひしめいていた。アギーレ監督が率いていたサラゴサは降格圏の18位に沈み、12位で既に残留が確定したレバンテとのアウェー戦を残していた。

 サラゴサのイグレシアス会長ら幹部とアギーレ監督、選手は試合の結果を操作することで合意し、レバンテの選手に支払う96万5000ユーロ(約1億4000万円)を用立てた。一度は「ボーナス」と見せかけてサラゴサの選手らの口座に振り込み、そこで「現金化」して相手選手に渡るようにした。

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