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ピエロだった小保方氏 渡辺武達 (4/4ページ)

2014.12.24 09:20

STAP細胞の再現実験について発表する(左から)理研の坪井裕理事、相澤慎一チームリーダー、丹羽仁史副チームリーダー、清成寛研究員=2014年12月19日、東京都港区(大西正純撮影)

STAP細胞の再現実験について発表する(左から)理研の坪井裕理事、相澤慎一チームリーダー、丹羽仁史副チームリーダー、清成寛研究員=2014年12月19日、東京都港区(大西正純撮影)【拡大】

 論文に名前がないと研究員や教員に応募しても、業績不足ということで採用されないので、仲間内の「温情」で論文に名が載ったりする。また、著名な研究者の名が載っていないと、文部科学省による各種研究補助も獲得しにくい。今回の問題は、人びとの幸せを増進するという肝心の科学の基本がどこかへ飛んでいって、社会が過剰な期待をかけ、それが圧力になるという構造的な問題が背景にある。

 その意味で、小保方氏はある種のピエロである。メディアも自らの責任を確認し、質的向上を図らねば、第2、第3の小保方氏が生まれ、虚脱感だけが残ることになる。(同志社大学社会学部教授 渡辺武達(わたなべ・たけさと)/SANKEI EXPRESS

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