【Viva!ヨーロッパ】
天に向かって飛び立つ巨大な宇宙船、鎌とハンマーを持った男女の像-。ソ連時代を象徴したモスクワ北部の国際展示場、「ベーデンハー(国民経済達成博覧会)」が生まれ変わろうとしている。ソ連崩壊後、長年にわたり無秩序な利用が繰り返されてきたが、今年春にモスクワ市の音頭で再開発が決定された。11月28日には世界最大規模という屋外スケートリンクが開設され、多くの市民が連日のように訪れている。
農業の実績を誇示
「昔、ベーデンハーは敷地内に入るのも怖かったよ。マフィアがたむろしていたからね」
12月初旬、平日の仕事終わりに駆けつけたというセルゲイさんはうれしそうに語った。オープニングの日も、その次に訪れた際も、スケート場はあまりの来場客数に入場制限がかかり、入ることができなかったという。発表では、初日は2万5000人あまりの来場者があった。「ここの氷は平らで、ルートも人がぶつからないようよく計算されている。モスクワで最高のスケート場さ」。セルゲイさんは、そう胸を張った。