運営は前途厳しく
「ここには何もなかったよ。今ではすっかり、きれいになったけどね」。リンクの横の小綺麗な屋台でコーヒーを売る初老の女性、イリーナさんは、そうぽつりと語った。
しかし、今後の運営は決して容易ではない。発表によると、スケートリンクの設置にかかった費用は7億8450万ルーブル(20日の為替レートで約15億9000万円)で、今シーズンでの回収は見込めない。運営会社は市からの補助金で今回の事業を実現しているが、市からは早急に補助金なしでの経営実現を求められているという。もしそれができなければ、かつてのように不透明なビジネスに手を出さざるを得なくなるのは必至だ。
モスクワ市内には他にも「ゴーリキー公園」や「赤の広場」など、日本人にもおなじみの観光スポットにスケート場が設置されており、競争はかなり激しい。生まれ変わったベーデンハーが市民を喜ばせ続けることができるか、注目だ。