ティーカップやキッチン用品などの雑貨が本と一緒に並べてある。米国のカルチャー情報サイト、フレーバーワイヤーが「世界でもっとも美しい書店20」に選んだ書店は、ベストセラーを平積みする一般の書店とはまったく異なり、自分たちが勧めたい本やグッズを丁寧に陳列した空間だ。
「世界のあちこちで見つけた、いいものや気に入ったものをみんなでシェアする。それが私たちの基本姿勢。VVGは、Very Very Good(とてもとてもいい)の略なんです」
本屋で落ち合った広報企画担当のレスリー・リウさんは、滑らかな英語でこう話しながら、路地の向かいにある第1号店のレストラン「VVGビストロ」に案内してくれた。20代から30代のスタッフがきびきびと動いていて気持ちがいい。メニューは豊富だが、いすやテーブルはふぞろいで、高級志向ではないことがわかる。
レストランから多角的に広がる
この路地の周辺には、おばあちゃんの裁縫や編み物の良さを受け継ぎたいと考えて布地や糸などを集めた「VVGシフォン」、朝食付きの宿泊ができる「VVGBB+B」、カラフルなお菓子がたっぷりと並ぶ「VVGボンボン」など、グループの店舗が点在している。ケータリングを行う「VVGケータリング」はラグジュアリーブランドのパーティーで仕出しをまかされるほど評価が高いという。