与野党幹部の年末年始は、東京都内での静養や地元日程が中心となる。衆院選で全国を駆け回った疲れを取るための「骨休め」となりそうだ。安倍晋三首相(60)=自民党総裁=はゴルフや読書で気分転換を図る予定。民主党では枝野幸男(ゆきお)幹事長(50)が家族とともに年始を香港で過ごす。
首相は元日に皇居で新年祝賀の儀に参列するほかは都内のホテルに滞在して静養する意向で、地元の山口県には帰省しない。1月5日に三重県伊勢市の伊勢神宮を参拝し、年頭記者会見に臨む。
公明党の山口那津男(なつお)代表(62)は障子張り替えなど自宅の大掃除をしてから新年を迎え、2日にJR新宿駅前で街頭演説する。
1月の民主党代表選に立候補する岡田克也代表代行(61)は網膜剥離手術のため、年末年始の地方訪問日程をキャンセルした。細野豪志(ごうし)元幹事長(43)は12月28日に青森県、1月4日に神奈川、福井両県を訪れ、党員・サポーター票の掘り起こしに努める。