サイトマップ RSS

【「日本の食」未来へつなぐ】(8-3) 山の恵み生かし 多様性引き継ぐ (3/3ページ)

2015.1.1 01:00

土田高史さん(左)と辻了(さとる)さん(右)と山椒(さんしょう)を手にする松田美智子さん。「この山椒がなくなったら困る。いつまでも作り続けてくださいね」とエールを送る=2014年2月11日、和歌山県(長谷川みず穂さん撮影)

土田高史さん(左)と辻了(さとる)さん(右)と山椒(さんしょう)を手にする松田美智子さん。「この山椒がなくなったら困る。いつまでも作り続けてくださいね」とエールを送る=2014年2月11日、和歌山県(長谷川みず穂さん撮影)【拡大】

  • 宇城哲志さん(右)の「キミノーカ」では山椒(さんしょう)やキャベツなどを使ったジェラートがそろう=2014年12月19日、和歌山県海草郡紀美野町(塩塚夢撮影)
  • 使いやすい山椒(さんしょう)のすりこぎ。「山椒(さんしょう)は捨てるところがない」と永岡冬樹さん(右)=2014年2月11日、和歌山県有田郡有田川町(塩塚夢撮影)
  • 山間にある「かんじゃ山椒(さんしょう)園」はカフェも併設。ヤギがお出迎えしてくれる=2014年2月11日、和歌山県有田郡有田川町(塩塚夢撮影)

 現在、山椒はベルギーなどにも個人輸出している。山椒料理を味わうカフェもオープンし、近畿圏から若者が立ち寄る人気スポットにもなってきた。「山村を守りたい。太古の昔から人が住んできた場所です。人が豊かに生きられる。そのためには山の恵みをいかし、生業として成り立たせないと」

 一粒の山椒の実には、さまざまな人の思いが込められていた。(取材・構成:塩塚夢/撮影:写真家 長谷川みず穂/SANKEI EXPRESS

 【ガイド】

 ■山本勝之助商店 和歌山県海南市阪井679 (電)0120・965・905 オンラインストア(kisyu-sansyoya.com)で商品購入可能

 ■キミノーカ 本店 和歌山県海草郡紀美野町三尾川785の3 (電)073・495・2910

 ■かんじゃ山椒園 和歌山県有田郡有田川町宮川129 (電)0737・25・1315 オンラインストア(www.sansyou-en.com)で商品購入可能

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ