土田高史さん(左)と辻了(さとる)さん(右)と山椒(さんしょう)を手にする松田美智子さん。「この山椒がなくなったら困る。いつまでも作り続けてくださいね」とエールを送る=2014年2月11日、和歌山県(長谷川みず穂さん撮影)【拡大】
現在、山椒はベルギーなどにも個人輸出している。山椒料理を味わうカフェもオープンし、近畿圏から若者が立ち寄る人気スポットにもなってきた。「山村を守りたい。太古の昔から人が住んできた場所です。人が豊かに生きられる。そのためには山の恵みをいかし、生業として成り立たせないと」
一粒の山椒の実には、さまざまな人の思いが込められていた。(取材・構成:塩塚夢/撮影:写真家 長谷川みず穂/SANKEI EXPRESS)
【ガイド】
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■キミノーカ 本店 和歌山県海草郡紀美野町三尾川785の3 (電)073・495・2910
■かんじゃ山椒園 和歌山県有田郡有田川町宮川129 (電)0737・25・1315 オンラインストア(www.sansyou-en.com)で商品購入可能