通貨ルーブルは今年1月時点で1ドル=約33ルーブルだったが、今月中旬には一時、1ドル=80ルーブル近くまで売り込まれた。ここにきて1ドル=50ルーブル代まで持ち直したものの、多くの人がルーブルの価値喪失を恐れて家具や家電の購入に走っている。今年のインフレ率は10%を超えるのが確実だ。
相場変動が激しいために商品の価格設定が難しく、新規受注を見合わせる輸入車ディーラーが続出。法的には禁じられているが、実質的にドルを意味する“仮想通貨”で価格を表示する店も現れた。中銀は、国際石油価格が1バレル=60ドルの水準だった場合、来年の国内総生産(GDP)は前年比4.8%減になると予測している。
支持率は依然7割超
こうした情勢にもかかわらず、独立系世論調査機関「レバダ・センター」によると、プーチン大統領の支持率は7割超を維持している。
第1の理由として指摘されるのは、米欧の制裁を招いたクリミア半島併合について、半島を「ロシア固有の領土」と考えている国民が多いことだ。