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国民の不満じわり プーチン流「大国」の代償 (4/4ページ)

2015.1.7 16:25

首都モスクワの家電販売店のレジの前で、列をなす市民ら。通貨ルーブルが暴落し、物価が高騰する中、人々は製品を買い急いでいる=2014年12月18日、ロシア(AP)

首都モスクワの家電販売店のレジの前で、列をなす市民ら。通貨ルーブルが暴落し、物価が高騰する中、人々は製品を買い急いでいる=2014年12月18日、ロシア(AP)【拡大】

  • ロシア・首都モスクワ
  • ウクライナ・クリミア自治共和国。※2014年3月18日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は首都モスクワのクレムリン(大統領府)での演説で、ウクライナ南部クリミア自治共和国と特別市セバストポリのロシア連邦への併合を宣言した。

 12年からの第3次プーチン政権では、石油・天然ガス収入を再配分するだけの経済モデルが行き詰まりを見せていた。そんな中でウクライナ介入に踏み切った政権は、「米欧と対峙する大国への復活」を約束する代わりに、国民に相当の負担を強いようとしている。

 「クリミアはあまりに高くついた。仕事を失うようなことになれば街頭デモに出る」。モスクワの家電店で取材に応じた反政権派の会社員男性、イワンさん(24)はこう語り、「人々はまだ起きていることの意味が分かっていないようだが、経済危機で世論が変わることを願っている」と述べた。

 12月24日付の経済紙RBCは、有力な社会学者グループの調査結果として、住民が国内問題に関する大手メディアの報道を信用しなくなっており、経済を理由にした抗議運動の波が起きる可能性があると指摘した。(モスクワ支局 遠藤良介(えんどう・りょうすけ)/SANKEI EXPRESS

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