スペインの音楽といえば、フラメンコというのが定番。しかし、実際のところはジャズもロックもヒップホップも盛んだ。また、古くからキリスト教とイスラム教が共存していた土地柄の影響なのか、世界中の音楽が集まる異文化交流の場にもなっている。だから、スペインのミュージシャンというと、さまざまなジャンルの融合を行う印象が強い。もちろん、正統派のロックバンドも多数存在し、ロックシーンといっても一面だけでは語りきれないのが実情だ。
ラテンのごった煮
日本でも話題になったムーブメントとしては、バルセロナのミクスチャーロックが有名だが、チェ・スダカはそのなかでも不動の地位を築いている。厳密に言うと、彼らは純粋なスペインのバンドではない。アルゼンチン出身のミュージシャンがスペインに渡り、ストリートで演奏していた不法滞在のコロンビア人と結成したというのが成り立ち。2003年にデビューを果たし、一躍人気バンドに成長した。