北欧の音楽というと、気候のせいかひんやりとした感触のクラシックやジャズのイメージが強い。しかし、その一方で非常にポップなメロディーを奏でるバンドやシンガーの宝庫でもある。一例を挙げれば、カーディガンズを筆頭に一大ブームを巻き起こした1990年代のスウェディッシュ・ポップが記憶に新しい。そして、その流れは今も脈々と生きており、隣国ノルウェーでも同様に、レベルの高いポップ・クリエイターが存在する。今回は、そんな白夜の国のメロディーメーカーを2人紹介しておこう。
北欧を感じさせるレゲエ
まずはアーランド・オイエ。彼の名前を知らなくても、キングス・オブ・コンビニエンスのメンバーといえば思わずうなずく方も多いのではないだろうか。男性2人によるアコースティック・デュオとしてさっそうデビューし、“21世紀のサイモン&ガーファンクル”と評価されるなど、静かで内省的な世界がコアな音楽ファンに大きな評価を得ているグループだ。