彼らの特徴は、スカやパンクに加え、クンビアやルンバといったラテンテイストをたっぷり盛り込んでいるところ。6枚目となる最新作「オイ」でも、ごった煮状態のアッパーなアレンジに乗せて、人なつっこいメロディーを高らかに歌い上げている。カタルーニャの独立問題など痛烈なメッセージを織り込んだ歌詞も特徴的だが、盛り上がり必至のパーティーミュージックに仕上げているのが見事だ。
英語詞封印で新境地
一方、マドリードを拠点に活躍するザ・ライト・オンズもユニークなバンドのひとつ。2007年にデビューした彼らは、いわゆるガレージロックなどと総称されるような荒々しいロックンロールを演奏する5人組。サウンドだけ聴くとマンチェスターあたりにいそうなUKテイストのロックバンドだが、新作アルバム「ヴォルカン」ではこれまでの英語詞からスペイン語の歌詞へと転向したことで新たなステージに突入。サイケデリックロックやソウル、ファンクといったビンテージサウンドをギターロックと融合させることによって、独自の味わいを醸し出している。