サイトマップ RSS

伝統を重んじる島 懐かしくも新しい歌 ケアリイ・レイシェル、ラジア (1/3ページ)

2014.11.19 16:05

米国ハワイ生まれのシンガー・ソングライター、ケアレイ・レイシェル(提供写真)

米国ハワイ生まれのシンガー・ソングライター、ケアレイ・レイシェル(提供写真)【拡大】

  • アルバム「カワイオカレナ」(ケアリイ・レイシェル、2700円+税)。発売中(提供写真)
  • 音楽&旅ライター、栗本斉(ひとし)さん(提供写真)
  • マダガスカル生まれのシンガー・ソングライター、ラジア(提供写真)
  • アルバム「アコリ」(ラジア、2400円+税)。発売中(提供写真)

 島国では、文化が独自に発展しやすい。日本も、もちろんそのひとつだ。われわれ日本人は日頃島国に住んでいることを意識することもあまりないが、沖縄を例に挙げればわかりやすいだろう。言葉も食も芸術も、周りを海に囲まれているだけで、その島特有のものに熟成されていく。音楽だって例外ではない。大陸の地続きの隣国同士よりも、海を隔てた島の方が際立って個性が強い。近年はどこもグローバルの波が押し寄せ、少しずつ均一化されているとはいえ、それでも島から発信される音楽は、他にはない魅力を持っている。

 ハワイ音楽の最高峰

 なかでも、ハワイはその究極といってもいいだろう。ポリネシア系の先住民と、アメリカンカルチャーの融合によって素晴らしい音楽が何十年も前から生み出され続けている。古来の伝統音楽とコンテンポラリーなポップスが融合した数あるハワイアン音楽のなかでも、現在最高峰といっていいのがケアリイ・レイシェルではないだろうか。1995年にデビューして以来、独学で身に付けたというチャント(詠唱)と、カントリーやAORといったポップスを融合。南国らしい明るさのなかにもスピリチュアルなテイストが込められた歌は、毎年来日公演を行うほど日本でもファンが多い。新作「カワイオカレナ」におけるゆったりとした空気感も、祈りの島の音楽という印象を強く感じさせる。

独自文化生かし

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ