一方、共同通信によると、印刷工場があるダマルタンアンゴエル町在住の主婦リーズ・プオットさん(33)は「学校にいるわが子の安全を何度も携帯電話で確認しながら一日を過ごした。ひとまず安心」とほっとした様子。しかし、夫のサムさん(35)の意見は違う。「容疑者らは殉教を望んでいたので、射殺すればやつらの思うつぼだ。拘束して裁判にかけるべきだった。私たちの敗北だ」と怒りをぶちまけた。
パリのレピュブリック(共和国)広場には9日夜も多数の市民が集まった。容疑者の射殺を受けても犠牲者への追悼の祈りをする人々の厳粛な姿は前夜と変わりなかった。
無職男性のコチ・サコモビシさん(28)は「事件を機にモスクが相次いで襲撃されるなど、宗教間の分断は進む一方。結果としてわれわれは(テロリストに)負けたんだ」と話す。サコモビシさんは先行きにも悲観的だ。「みんなが叫んでいる『連帯』はどこかうさんくさい。心の中では思ってもいない連中ばかりだ」とさめた目で言い切った。