米カリフォルニア州のヨセミテ国立公園にある巨大な一枚岩「エルキャピタン」(約900メートル)で、プロの米国人ロッククライマー2人が14日、道具に頼らず自分の手足だけで登るフリークライミングで19日間かけ、最難関といわれるルートでの登頂に初めて成功した。エルキャピタンには数多くのクライミングルートがあり、ロッククライマーたちにとっては“聖地”のような存在。今回、2人が登頂に成功したルートはフリークライミングでの制覇は「絶対不可能」といわれていたルートで、バラク・オバマ米大統領(53)もツイッターで「2人はどんなことでも可能だということを私たちに思い出させてくれた」と、偉業を称えた。
つるしたベッドで仮眠
エルキャピタンは、ヨセミテ渓谷の北側にほぼ垂直にそそり立つ花崗(かこう)岩の巨岩。花崗岩の一枚岩(モノリス)としては世界一の大きさを誇る。登頂に成功したのは、コロラド州のトミー・コールドウェルさん(36)とカリフォルニア州のケビン・ジョージソンさん(30)で、70以上切り開かれているルートの中でも最も難しい「ドーン・ウォール」と呼ばれるルートで挑んだ。