地球に接近する小惑星のイメージ(Alamy)【拡大】
英グリニッジ天文台の天文学者、エドワード・ブルーマー博士は英テレグラフ紙に「26日の日暮れ時、太陽が水平線に沈む頃が小惑星を観察する絶好のチャンスです」とアドバイス。これほど接近する小惑星を観察できるチャンスは、今後200年間は訪れないという。(SANKEI EXPRESS)
■小惑星 太陽系の天体のうち、惑星よりも小さな天体を指す。小惑星のうち、太陽の影響などで物質を拡散しているものを彗星と呼ぶ。小惑星のほとんどは木星軌道と火星軌道の間に存在するが、火星の内側に入り込んで地球に接近したり、隕石として地球に落下するものもある。日本の探査機「はやぶさ」は小惑星「イトカワ」から岩石の微粒子サンプルを持ち帰った。昨年11月には欧州宇宙機関(ESA)の彗星着陸機「フィラエ」がチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に着陸し、ドリルで表面を掘ってデータを届けることに成功した。