シムキンさんは昨年11月下旬にビデオを見た。「英語と日本語で作られたビデオの中で、ケンジは自分の行動はもちろん危険だが、何が起こっても日本政府に責任はなく、全責任は自分にあると言っていた」
「彼は真実を伝えたがっていた」とシムキンさんは後藤さんの思いを代弁するが、後藤さんのことを慕っていたというシリア反体制派「自由シリア軍」の関係者でさえ、「ケンジがイスラム国に入ると言ったから驚いていた」と語る。
別の外国人ジャーナリストは昨年夏にアレッポで、後藤さんがシリア人記者たちに“ミニ講座”を開き、いろいろ教えていたという話を聞いた。「多くのシリア人が彼に好意を持っていた」と振り返る。
シムキンさんは「ケンジはシリアを愛していた。アレッポに出入りしていた中では最高の日本人ジャーナリストだ」と語り、友人の無事を祈った。(SANKEI EXPRESS)