また、中谷元(なかたに・げん)・防衛相(57)は23日、米国のチャック・ヘーゲル国防長官(68)との電話会談で、早期解放に向けた協力を要請したほか、キャロライン・ケネディ駐日米大使(57)とも防衛省で会談した。ケネディ氏は「いかなるサポートも行う用意がある」と支援を約束した。
≪対応手探り 「相手の出方待つしか」≫
「イスラム国」の日本人殺害脅迫事件は、身代金支払期限の「72時間」が経過したが、日本政府はこの間、関係国などを介して犯行グループ側との間接的な接触を水面下で模索しつつ、対外発信を強化するなどしてイスラム国側に早期解放を求めてきた。だが、相手側の動きは読み切れず、手探りの対応を迫られ続けている。
「相手の出方を待っている状況だ」。外務省幹部は23日夕、こう語り、イスラム国側の動きを事実上見守るしかない苦しさをにじませた。
政府は20日午後2時50分ごろ、イスラム国側のビデオ声明を確認した。それ以降、安倍晋三首相は「人命第一」の解決を掲げるとともに、対イスラム国支援の2億ドル拠出は人道目的であると訴えてきた。