日本を訪れる外国人旅行者数が飛躍的に伸びています。政府観光局の推計によると2014年は1341万3600人で、過去最高だった13年を約300万人上回りました。
Q 好調の理由は
A 和食も含めた日本文化が注目される中、円安で日本での買い物や宿泊の費用が割安になっていることが最大の追い風といえます。経済成長が進む東南アジアの観光ビザ緩和も大きいです。アジアの7つの国・地域が上位10位に入りました。
Q 東京などで大量の土産物を求める中国の人たちが話題となっていますね
A 中国は、台湾(282万9800人)、韓国(275万5300人)に次ぐ3位の240万9200人でした。13年と比べ83%も増えました。観光庁の推計によると、14年に訪日客が使ったお金は全体で2兆305億円でしたが、中国は5583億円で断然トップでした。昨年10月に消費税免税の対象が化粧品や食品にも広がり、買い物が目的の人も多いと思われます。