アウシュビッツ強制収容所は40年に開設。欧州各地からユダヤ人、ポーランド人、少数民族ロマ、ソ連軍捕虜、同性愛者らが移送された。「アンネの日記」の原作者のユダヤ人少女、アンネ・フランクが一時、収容されていたことでも知られ、ナチスによるユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)に使用された強制収容所としては最大規模とされる。
45年の解放までの犠牲者は少なくとも110万人とみられる。このうち約90万人が到着直後にガス室で殺され、約20万人は収容中に死亡。死者の9割がユダヤ人だった。
生存者の多くは既に80~90代と高齢。収容所跡にあるアウシュビッツ・ビルケナウ博物館は「生存者に代わって、戦後世代が悲劇を語り継ぐ時代が来る」として、記憶の継承が最大の課題と指摘している。(共同/SANKEI EXPRESS)