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【野口裕之の軍事情勢】中国の「地図戦」に対抗せよ (1/5ページ)

2014.12.8 06:00

中国共産党の青年組織である共産主義青年団系の週刊紙「重慶青年報」(2014年7月3日付、電子版)に掲載された日本地図。「日本は再び戦争をしたがっている」との表題を付け、キノコ雲のイラストを広島と長崎の位置に書き込み、日本を威嚇した(共同)

中国共産党の青年組織である共産主義青年団系の週刊紙「重慶青年報」(2014年7月3日付、電子版)に掲載された日本地図。「日本は再び戦争をしたがっている」との表題を付け、キノコ雲のイラストを広島と長崎の位置に書き込み、日本を威嚇した(共同)【拡大】

  • 中国が主張する九段線

 地図を買う中国人は外交官か工作員かもしれない。中国は地図を「武器」に《地図戦》をわが国などに仕掛けている。目的は、沖縄県石垣市の尖閣諸島や他国と領有権を争う南シナ海の支配。海外での古地図発掘の他、中国内外で日本や係争国の領有を証明してしまう新旧地図の焚書も密かに行われている。中国が日本を筆頭に、敵対国を▽世論戦▽心理戦▽法律戦を駆使した《三戦》で攻撃している実態は度々報じたが、1つ増え《四戦》になったとの分析も在る。地図戦は三戦支援の補助戦略の側面が強いが、どちらにせよ三戦に加え地図戦にも対抗しなければならなくなった。

 法律戦の先兵「九段線」

 法律戦とは国際の法や慣習を極大・独善解釈しながら領有権などを“担保”する国内法を乱発。一方で敵対国国内法の限界・欠陥・不備を悪用し既成事実を積み上げていく。国際社会に中国共産党の合法性と敵対国の違法性を示す謀略といえる。法的根拠を著しく欠くものの、領有権係争海域の地図をあしらう旅券発行(2012年)などは、受け入れ国が入国印を押せば領有権を認めたと勝手に解釈され、厳重な警戒が必要となる。

《十段線》へと進化

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