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テロ事件で浮かび上がるフランスの「国のかたち」 (1/4ページ)

2015.1.26 11:25

テロ事件発生当日の1月7日、犠牲者らに連帯を示すため首都パリのレピュブリック広場に集まった人々=2015年、フランス(共同)

テロ事件発生当日の1月7日、犠牲者らに連帯を示すため首都パリのレピュブリック広場に集まった人々=2015年、フランス(共同)【拡大】

  • 【仏紙銃撃テロ】週刊紙銃撃事件の容疑者の足取り=2015年1月7~1月9日、フランス
  • 【仏紙銃撃テロ】4容疑者の関係図=2015年1月7日~1月9日、フランス
  • 【仏紙銃撃テロ】仏週刊紙銃撃事件などの経過=2015年1月7日~9日、フランス
  • フランス・エヌ県、セーヌエマルヌ県

 【国際情勢分析】

 司馬遼太郎氏は、「この国のかたち」という表現で日本国のありかたについて鋭い洞察を行ったが、フランスの風刺週刊紙「シャルリー・エブド」テロ事件と事件に対するフランス人の反応はまさしく、フランスという国の《かたち》を浮かび上がらせたといえる。つまり、フランスがフランス革命に端を発する《共和国》であり、その理念が《自由、平等、博愛》と《非宗教》であることを強く印象付けたからだ。

 死守した理念

 シャルリー・エブドがイスラム過激派をきわどい風刺や挑発の対象にし始めたのは約10年前だ。犠牲者の中の警官2人のうちの1人がステファン・シャルボニエ編集長の護衛官だったように、編集長は絶えず「死の脅迫」にさらされてきた。そして、この「死の脅迫」に屈せずに、文字通り死守したのが、《フランス共和国》の理念の一つである《自由》、つまり《表現の自由》だった。

シャルリー・エブドが抱える係争事件 「約80件」

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