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【まぜこぜエクスプレス】Vol.41 赤鼻で心つかみ、子供たちに居場所 (1/4ページ)

2015.1.28 13:40

カラフルでにぎやかな院内学級「さいかち学級」で赤鼻をノーズオンする担任で、ホスピタルクラウンの副島賢和先生(左)と一般社団法人「Get_in_touch」理事長の東ちづる=2015年1月15日、東京都品川区(小野寺宏友さん撮影)

カラフルでにぎやかな院内学級「さいかち学級」で赤鼻をノーズオンする担任で、ホスピタルクラウンの副島賢和先生(左)と一般社団法人「Get_in_touch」理事長の東ちづる=2015年1月15日、東京都品川区(小野寺宏友さん撮影)【拡大】

 ≪ホスピタルクラウンで院内学級担任、副島賢和さん≫

 東京・品川の昭和大学病院。見晴らしのいい最上階に、入院中の子供たちが学ぶ院内学級「さいかち学級」がある。カラフルな玩具や作品が並ぶ、教室とは思えないにぎやかな空間だ。担任を務め、病院などで心のケアをする道化師「ホスピタルクラウン」としても活躍する副島賢和先生に話を聞いた。

 「あかはなそえじ」の誕生

 骨髄バンクの活動でたくさんの患者さんとつながってきた。病院にお見舞いに行くこともある。以前、入院中の患者さんから「免疫力がアップするから、笑わせてよー。笑いにうえてるの」と言われたことがある。入院中の患者さんの多くは不安なうえに退屈だ。そんな時、実在のホスピタルクラウンを描いた映画『パッチ・アダムス』を見て感動した。調べてみると、日本にもホスピタルクラウンはいた! 「あかはなそえじさん」こと副島さんも、その一人だ。

 小学校の時から教員になるのが夢だったという副島さん。念願かなって教員になったが、1994年に病気を患い入退院を繰り返す。入院中の体験、そこで出会った子供との交流も転機となり、大学院で児童心理学を学び始める。そこで学校不適応(不登校)のキッカケの約13%が病気であることを知り、「自分の経験や勉強したことが生かせる」と考え、院内学級への異動を希望したのだという。

「ニッコリ」でもなく、「ニコー」と笑う

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