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食品や紙製品 続々値上げ 価格転嫁本格化 消費回復に冷や水 (1/3ページ)

2015.2.1 07:00

都内のスーパーの乳製品売り場。生乳価格の上昇で値上げの動きが広がっている=東京都内(共同)

都内のスーパーの乳製品売り場。生乳価格の上昇で値上げの動きが広がっている=東京都内(共同)【拡大】

 2月から3月にかけて冷凍食品や乳製品の値上げが相次ぐ。円安による輸入原材料の高騰をメーカーが販売価格に転嫁する動きが本格化している。消費者は外食を控えたり、安い食品スーパーで買い物をしたりするなど節約志向を強めており、個人消費の回復に冷や水を浴びせそうだ。

 食品では、中国や東南アジアから加工品を輸入しているギョーザや空揚げなど冷凍食品の値上げが目立つ。円安に加え、人口が増える新興国での需要の高まりを受けた原材料自体の価格上昇も影響している。

 ニチレイフーズや味の素冷凍食品、テーブルマーク、日本水産の冷凍食品大手は2月1日から、家庭向けの主要商品を約3~10%値上げする。日清食品冷凍はパスタなど約30品を3月1日出荷分から約3~10%引き上げる。

 その他の食品では、ハウス食品がカレールウなど計159品の希望小売価格を2月16日出荷分から約8~10%値上げする。ジョンソンヴィル・ジャパンはソーセージ10品を2月から順次、平均約8%引き上げる。

 生乳価格が上昇していることが影響し、乳製品の価格も上がる。明治、森永製菓、江崎グリコ、ロッテアイスの製菓大手はアイスクリームの主力商品の価格を3月から約8~10%引き上げる。

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