2月4日、ヨルダン中部カラクに近い村で行われたヨルダン軍パイロット、モアズ・カサスベ中尉の葬儀に出席した中尉の父、サフィ氏(左から3人目)。ヨルダンでは「イスラム国」への報復の思いが全土で煮えたぎっている=2015年(AP)【拡大】
一方、空爆再開を表明したヨルダンも、イスラム国掃討作戦で米国がこれまで以上の役割を果たすことを求めている。ヨルダンのアブドラ国王が訪米中の3日、米上下両院の軍事委員会メンバーとの非公式会合で、米国からの武器輸出の迅速化を要請したことが分かった。国王は「米国の官僚機構により支援に時間がかかることに対する不満を表明した」(マック・ソーンベリー下院軍事委員長=共和党)という。
国王との会合を受け、上院軍事委員会は4日、民主党を含めた全所属議員がジョン・ケリー国務長官(71)とチャック・ヘーゲル国防長官(68)に宛て、ヨルダンに軍事物資を緊急に提供するよう求める書簡を送った。書簡は、国王が3日の会合で「装備品取得の遅れ」に言及したと明かしている。
これについて、バラク・オバマ米大統領(53)から次期米国防長官に指名されたアシュトン・カーター前国防副長官(60)は4日、上院軍事委員会の指名公聴会で、ヨルダン支援の遅れを改善すべきだとの考えを示した。