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いつまで続く「柯文哲旋風」 (1/4ページ)

2015.2.6 10:10

台北市長選に当選し、家族や支持者らとともに喜び合う柯文哲氏(中央)。総統への登竜門ともいわれる台北市長の座に就いてから1カ月半、その言動は絶好調だが、不安も指摘されている=2014年11月29日、台湾・台北市(AP)

台北市長選に当選し、家族や支持者らとともに喜び合う柯文哲氏(中央)。総統への登竜門ともいわれる台北市長の座に就いてから1カ月半、その言動は絶好調だが、不安も指摘されている=2014年11月29日、台湾・台北市(AP)【拡大】

  • 台湾・台北市

 【国際情勢分析】

 昨年11月末の統一地方選で台北市長に当選した柯文哲(か・ぶんてつ)氏(55)の勢いが止らない。12月末の就任直後から矢継ぎ早に前任者の決定を覆す一方、持ち前の直接的な物言いで物議も醸している。メディアの注目度は馬英九総統(64)や野党、民主進歩党の蔡英文主席(58)を上回り、柯氏の言動には中国当局も神経をとがらせる。その分、批判もくすぶり始めており、「柯文哲旋風」がいつまで続くのか、注目されている。

 即断・直言に庶民の喝采

 柯氏は12月25日の就任当日、台北駅前の渋滞を引き起こしているとしてバス専用道の廃止を指示、わずか数日で車道の中央にあるバス停を撤去させた。専用道は、馬総統が台北市長時代(1998~2006年)に設置したもので、柯氏の前任の●(=赤におおざと)龍斌(かく・りゅうひん)氏(62)が市長の時から必要性が議論の対象になっていた。だが、●(=赤におおざと、かく)氏は同じ中国国民党の馬氏に配慮して判断を避けていたとされ、柯氏の即断即決は、国民党時代からの決別を市民に印象付けた。

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