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「昔もいまも人間の滑稽さは変わらない」 舞台「三人姉妹」 蒼井優さんインタビュー (1/4ページ)

2015.2.9 13:40

「チェーホフが見て喜ぶようなものを」と三女イリーナ役に挑む蒼井優(ゆう)さん=2014年12月18日、東京都渋谷区(早坂洋祐撮影)

「チェーホフが見て喜ぶようなものを」と三女イリーナ役に挑む蒼井優(ゆう)さん=2014年12月18日、東京都渋谷区(早坂洋祐撮影)【拡大】

 乾いた笑いが持ち味の劇作家ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)が、チェーホフの四大戯曲を演出する企画の第2弾「三人姉妹」が7日から東京・渋谷のシアターコクーンで上演される。一作目「かもめ」に続いて出演する蒼井優(ゆう、29)は、人の心の奥底をえぐるチェーホフの戯曲とKERAの組み合わせに、「どの時代でもどの国でも、変わらない人間の滑稽さを感じる」と話す。

 「三人姉妹」は19世紀末のロシアの田舎町が舞台。将軍だった亡父の赴任地で暮らす長女オーリガ(余貴美子(よ・きみこ))、次女マーシャ(宮沢りえ)、三女イリーナ(蒼井)の生活に、故郷モスクワから陸軍中佐ヴェルシーニン(堤真一)が赴任してきて起きる波紋を描く。KERAは「チェーホフが見て喜ぶようなものにしたい」ととっぴな仕掛けはせず、原作を忠実にたどっている。

 余、宮沢と姉妹のように

 モスクワでの恋愛や生活を夢見るイリーナは、試行錯誤を続け、一度は決めた結婚に破れながらも明日にむかって歩いていこうとする。「いろんなことが起きたら、それに合わせていく私とは違うタイプかな」

人間関係の機微を描くチェーホフの戯曲

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