ホンダでは米連邦航空局による型式証明が取得でき次第、顧客への機体の引き渡しを始める予定で、3年後には年間80機から100機の生産を見込んでいる。新型ジェットが自由に空を飛びまわる日はもうすぐだ。
≪「人類初飛行」の地 航空宇宙産業に転換≫
キルデビルヒルズは大西洋に面した米ノースカロライナ州の小さな街だ。1903年12月17日、この街の外れにある砂浜で人類初の偉業が達成された。オハイオ州デイトンで自転車店を営んでいたライト兄弟が、動力付きの飛行機で初めて空を飛んだのだ。
ウィルバーとオービルの兄弟が開発したライトフライヤー号は、全長6.4メートル、全幅12.3メートル。約12馬力のエンジンはチェーンを通じて2つの木製プロペラを回転させる。風速27メートルの強風の中、操縦桿(そうじゅうかん)を握った弟のオービルは約36.5メートル、12秒間の初飛行を成功させた。
現在のキルデビルヒルズはライト兄弟をたたえる国立記念公園として整備され、機体のレプリカなどを展示する資料館や巨大な記念碑が建つ。