観光客は離陸地点から着陸点に置かれた飛行距離が刻まれた石の標識まで歩き、彼らの偉業を体感していた。
ライト兄弟による初飛行から約100年、米国は航空宇宙産業で世界の先頭を走ってきた。初飛行の地を抱えるノースカロライナ州の州政府は1950年代後半、家具、タバコ、織物などの伝統的な産業から、高度技術を中心とした新産業への転換を提案。航空宇宙産業も金融サービスやバイオテクノロジーなどと並ぶ重点分野の一つに指定されている。
グリーンズボロ市のピードモント・トライアド空港には、独立系航空機整備会社として米最大手で日本航空にも座席を納入するハエコ社が本社を置く。
滑走路横には巨大なハンガーが並び、その前には整備を待つ大型ジェット機が駐機していた。