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【プロ野球】「球春」到来 キャンプ行脚 ゴジラ行方は (1/4ページ)

2015.2.12 10:10

どっしりとした下半身、豪快なスイングは現役時代そのまま。松井氏はDeNAのキャンプでフリー打撃を披露した=2015年2月7日、沖縄県宜野湾市・宜野湾市立野球場(荒木孝雄撮影)

どっしりとした下半身、豪快なスイングは現役時代そのまま。松井氏はDeNAのキャンプでフリー打撃を披露した=2015年2月7日、沖縄県宜野湾市・宜野湾市立野球場(荒木孝雄撮影)【拡大】

  • 大谷翔平の投球練習に集まるファンら。今季も注目度はナンバーワンだ=2015年2月7日、沖縄県名護市・名護市営球場(中鉢久美子撮影)
  • レジェンド山本昌はこの夏、50歳となる。世界最年長勝利は目の前だ=2015年2月7日、沖縄県中頭郡読谷村・読谷平和の森野球場(森本幸一撮影)
  • 国内復活に向け、投球フォームを確認する松坂大輔(左)。左は佐藤義則コーチ=2015年2月5日、宮崎県宮崎市・生目の杜運動公園(中川春佳撮影)
  • 独特のオーラを放つ江夏豊阪神臨時コーチ(左)。背中は福原忍。背中の「28」が懐かしい=2015年2月8日、沖縄県国頭郡宜野座村・宜野座村営野球場(松永渉平撮影)

 球春。球正月。

 球界の1年はキャンプインの2月1日に始まる。南から西から、快音が響く。今季はどんなドラマが繰り広げられるのか。2月の準備がすべてを決するという野球人もいる。

 DeNAの沖縄・宜野湾キャンプには5日、元ヤンキースの松井秀喜氏(40)が視察に訪れた。巨人の先輩、中畑清監督(61)の熱烈な要請に応えて実現したものだ。

 ゴジラ見たさに訪れた観衆は約2000人。報道陣は前日の36人を大きく上回る164人が集まった。中畑監督の策略がはまり、青いDeNAの球団ジャンパーを着込んだ松井氏が現れると、当の監督は「似合うね」を連発。「もともとウチの選手だったのかな」

 松井氏にすれば、12年前に59歳で亡くなった中畑監督夫人の仁美さんに自宅で振る舞われた食事の恩返しの意味が大きかったらしい。

 恩義につけ込む形でキャンプ招請にこぎつけ、ご満悦の中畑監督だが、それだけでは飽きたらず、嫌がる松井氏をついにフリー打撃の打席に立たせることにも成功してしまった。

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