最も活躍が期待される一人に、日本ハムの大谷翔平(20)がいる。今季も二刀流への挑戦を続ける。沖縄・名護キャンプでは、気温14度のなか、半袖姿で紅白戦のマウンドに立つ若さをみせ、早くも最速155キロを記録した。今季中に165キロ、将来的には170キロ到達の夢もある大器には、順調な成長を願うばかり。打者大谷としても、今季は主砲の中田翔と4番を争ってほしい。
ベテランも頑張る。中日の山本昌(49)は8月11日の誕生日に50歳を迎える。
すでに49歳5カ月。今季勝ち星を挙げれば、元ロッキーズのジェイミー・モイヤー投手の49歳5カ月を更新して、世界最年長勝利となる。まさに世界球界のレジェンドとなる日も近いのだ。キャンプの初ブルペンでは験を担いで50球の投げ込みをみせた。
「復帰組」にも注目が集まる。夢や野望、大志を抱いてメジャーリーグに渡った選手らも成功者は一握り。再び日本球界で勝負する選手も少なくない。中でもソフトバンク・ホークス入りした「平成の怪物」松坂大輔(34)がどんな投球をみせるか、ホークスファンでなくても気に掛かる。