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さまざまな曲調に悲喜こもごもを GRAPEVINE (1/3ページ)

2015.2.12 11:15

3人組のバンド、グレイプバイン。(写真左から)西川弘剛(G)、田中和将(Vo,G)、亀井亨(D)=2014年8月20日(提供写真)

3人組のバンド、グレイプバイン。(写真左から)西川弘剛(G)、田中和将(Vo,G)、亀井亨(D)=2014年8月20日(提供写真)【拡大】

  • アルバム「Burning_tree」(グレイプバイン、3000円+税(通常盤))。発売中(提供写真)

 大人が味わえる音楽を求めている人にお薦めしたいのが、グレイプバインの13枚目となるフルアルバム「Burning tree」だ。その魅力は、巧みな楽器演奏で描かれたサウンドスケープに、メロディーの音を生かした言葉と歌声とで心情を重ね、ストーリーを展開していること。曲の中に飛び込んでそのまま跳ねたり、横たわったり、泣きたくなるような、不思議な居心地の良さがある。

 「曲はジャムセッションから作ることが多くて、歌詞もその曲が放つ感情に沿うものにしたいなと思っています。僕は歌詞を書くのにストックを持ってないので、みんなで演奏したりアレンジしながらじゃないと歌詞の世界観をイメージしていけないんですよね。なので、曲のストーリーみたいな方がむしろ重要かなと」(田中)

 インパクト強い歌詞

 1曲目「Big Tree Song」の軸となるコードは2つほどで、マーチングのようなリズムやクラッピング(手拍子)が曲を運んでいく。そのせいか歌詞もポジティブとなり、“かなしみはこうやって鳴らした手で飛んでった(中略) その人生に乗っかった武者震いのステージフライト”と軽快に歌うフレーズが耳に残る。同じく実験的な曲で曲調が途中で変わる「MAWATA」でも、歌詞がそこに同調していく。しかも、田中が書く歌詞は一筋縄ではいかない。

「結局、人生の悲喜こもごもを歌いたいだけなのでは」

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