「どちらかというと希望は少ない方だと思います。だからこそ、希望のあり方はすごく考えていますね」(田中)
“嘘でしょう嘘でしょう嘘でしょう/クソでしょうあなたはクソでしょう”と韻を踏む「死番虫」、“こんな世界を満たしている/ありふれた想いをさあ讃えてよ/「まだ間に合うと」誰もが抱えた負債はそのまま”と歌う「Weight」。短篇のように、痛みや微光を分かち合える言葉や情景を心に置いていく。
「結局、人生の悲喜こもごもを歌いたいだけなのでは。そこで何を思い、どういうところに憤りや挫折を感じ、それでも何をやっていくのかということを、僕は歌っているんだと思うんです」(田中)