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【「水球女子」中野由美のリオに向かって】亡き恩師が教えたくれた「考える力」 (2/5ページ)

2015.2.16 12:55

2012年10月の全日本選手権を、永田研史監督(右から6人目)率いるチームで制した(中野由美さん提供)

2012年10月の全日本選手権を、永田研史監督(右から6人目)率いるチームで制した(中野由美さん提供)【拡大】

  • 水球女子日本代表、東京都立桜町高教員、中野由美さん=2014年9月17日(本人提供)

 「何で、そこにパスを出したのか」。意味のないプレーは、練習をストップしてその意図を問われます。「何となく」では見逃してくれません。体格で劣る日本人が世界で勝つには、感性とスピードが不可欠。無駄な一つのパスが攻撃のリズムを止め、相手に守る余裕を与えてしまうのです。「鎖」でつながった7人が共通の意図を持って攻めないといけません。いわゆる「考える水球」。私やほかの代表選手は、高校生のころから、常に「世界で通用するためのプレー」を意識させられてきました。

 「考える水球」は、私に考えることの大切さも教えてくれました。

 体育の教師として授業で生徒と接しますが、公立高校ではみんながスポーツ好きとは限りません。苦手な生徒もいれば、体を動かすことが嫌いな生徒もいます。

 そんな生徒たちが体育の授業から逃げないようにするにはどうすれいいのか。持久走の苦手な生徒がいれば、後方から一緒に走ってペースが落ちそうになるときに声をかけるようにしたりしました。あるとき、女子生徒から「体育は苦手だけど、先生の授業は好きだよ」と言われ、考えて取り組んだかいがあったと本当にうれしく思いました。

闘病中もいつも水球のことを考えていた

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