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ギリシャ支援協議 再び物別れ EU、最後通告で譲歩迫る (1/4ページ)

2015.2.18 09:25

首都アテネで記者会見するギリシャのヤニス・バルファキス財務相(右)とオランダのデイセルブルム財務相=2015年1月30日、ギリシャ(AP=共同)

首都アテネで記者会見するギリシャのヤニス・バルファキス財務相(右)とオランダのデイセルブルム財務相=2015年1月30日、ギリシャ(AP=共同)【拡大】

 欧州連合(EU)は16日、ブリュッセルでユーロ圏財務相会合を開き、2月末で期限が切れる対ギリシャ金融支援問題を11日に続き協議したが、再び物別れに終わった。EU側は、ギリシャ新政権が拒否している現行支援策の延長が望ましいとの立場で一致、ギリシャに今週中に延長を申請するよう促した。EU側が“最後通告”を突き付けて譲歩を迫った。

 デイセルブルム議長(オランダ財務相)は会合後の記者会見で、一部加盟国には国内手続きがあり、今週中が延長決定の最終期限だと指摘。ギリシャが延長を求めれば20日にも再び財務相会合を開いて決定するとしており、次回会合を開けるかどうかが焦点となった。

 デイセルブルム氏は17日、報道陣に「あとはギリシャ次第だ」と述べた。ギリシャ側と調整に当たる用意があるとも語った。

 支援がなくなれば3月にもギリシャの資金繰りが行き詰まる恐れが指摘されており、ギリシャは決断を迫られている。

 ギリシャのバルファキス財務相は16日の記者会見で、厳しい財政緊縮策を条件としてきた現行の支援策を否定する一方、「今後2日間に合意に達するようギリシャ政府はあらゆることをする」と述べ、調整を続ける考えを示した。

市場でユーロ圏離脱シナリオ浮上

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