エレガントでシックというのはなかなか難しいことですが、母はとてもおしゃれな人でした。決して派手な色使いのものを買うわけではなく、茶系やワイン色でまとめてみたり、上質でシンプルなアイテムをシックに着こなしていました。高価なものやブランドもので全身着飾ることではなく、私たちの世代で言えばイネス・ド・ラ・フレサンジュのように、いろいろセンスよく組み合わせるのがエレガントでシックな着こなしなのではないかと思います。
3つ目の質問の答えは「アートです」と即答したそうです。
娘はベビーシッターをしてためたお金で、少しでも時間があれば展覧会や映画に出かけています。
日本はフランスよりずっとものや情報があふれる消費社会のように思います。私は普段から無駄遣いをしないように気をつけています。パートナーのファブリスは私よりももっとお金を使いません。そんな彼がお金を使うのは、本を買う時だけなんですが、それは質の高い生活を始める第一歩としてとても良いことなのかもしれません。