【かざすンAR(視聴無料)】映画「シェフ_三ツ星フードトラック始めました」(ジョン・ファヴロー監督)。2月28日公開(樂舎提供)。(C)2014_SOUS_CHEF,LLC.ALL_RIGHTS_RESERVED【拡大】
タトゥーだらけの太い腕で食材を刻む主人公のキャスパー(ファヴロー)はロサンゼルスの人気シェフ。有名フード・ブロガーのラムジー・ミシェル(オリヴァー・プラット)が店に来るという大事な日、離婚した元妻イネズ(ソフィア・ベルガラ)の家へ息子パーシー(エムジェイ・アンソニー)を迎えに行ったりしながらも渾身(こんしん)の特別メニューを考えていた。キャスパーの心を見抜いていた店のオーナー、リーヴァ(ダスティン・ホフマン)は「お前は雇われシェフにすぎない。この店は、ナイフやフォークまですべてを私が所有している。冒険は許さん、昔からの定番メニューを出していればいい」と高圧的だ。
自分だけのために腕を振るう
その定番料理はラムジーのブログで酷評される。「ネット上の噂なんか気にするな」と言われたキャスパーは、小学生の息子、パーシーにツイッターの使い方を教わり、ラムジーへの宣戦布告をダイレクトメールのつもりでツイートしてしまう。12万人のラムジーのフォロワーが大騒ぎし、店はやじ馬の予約客で埋まる。リベンジの日にもリーヴァに「今までのメニューだ!」と命令され、キャスパーは店を去る。ラムジーはキャスパーの不在について「奴は逃げた」とツイート。その文面に激怒し店に乗り込んできたキャスパーはチョコレートケーキをわしづかみにし、ラムジーに投げつける。