克己心で前進
福島県小高町(現南相馬市)の出身。今回、地元の支援者から贈られた千羽鶴を東京に持ち込んだ。「東日本大震災の復興はまだまだ。自分は今、九州にいるけど福島が発するエネルギーに勇気をもらっている」
座右の銘は「克己心」。時間がかかっても前に進む。目標から目をそらさない。(宝田将志/SANKEI EXPRESS)
■いまい・まさと 福島・原町高から順天堂大に進学。箱根駅伝の山上りの5区で3年連続区間賞に輝き、「山の神」と称された。トヨタ自動車九州入り後にマラソンに挑戦。2014年2月の別大毎日で初めて2時間10分を切る2時間9分30秒で2位。?169センチ、56キロ。30歳。福島県出身。
■世界選手権男子マラソン代表選考 代表枠は最大3。昨年12月の福岡国際、東京、3月のびわ湖毎日の日本勢上位3人と、2月の別大毎日の日本人トップから選考する。日本陸連が設定した2時間6分30秒に到達した選手やナショナルチームのメンバーが優先される。世界選手権で8位以内に入った日本人最上位は2016年リオデジャネイロ五輪代表に決まる。