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【東京マラソン】「福島の元気伝えた」 五輪へつなぐ夢 (2/3ページ)

2015.2.23 11:40

レースを終え、小野秀憲監督(左)からねぎらいを受ける蛭田直宏君=2015年2月22日、東京都江東区(森本充撮影)

レースを終え、小野秀憲監督(左)からねぎらいを受ける蛭田直宏君=2015年2月22日、東京都江東区(森本充撮影)【拡大】

  • 今回からランナーと一緒に走りながら警戒する「ランニングポリス」も導入された=2015年2月22日、東京都新宿区(共同)
  • 東京・銀座の中央通りを駆け抜けるランナーたち=2015年2月22日、東京都中央区(川口良介撮影)
  • 浅草の雷門前を走るランナーたち。名所の前では記念撮影をする姿もみられた=2015年2月22日、東京都台東区(宮崎瑞穂撮影)
  • 東京タワー付近(中)を走るランナーたち。名所の前では記念撮影をする姿もみられた=2015年2月22日、東京都港区(宮崎瑞穂撮影)。

 ≪ジュニア・ユース いわき秀英高校(福島県)2年 蛭田直宏さん≫

 22日行われた東京マラソンで、ジュニア・ユースの部には岩手、宮城、福島の東日本大震災の被災3県の高校生100人が招かれ、10キロを駆け抜けた。

 いわき秀英高校(福島県)2年の蛭田(ひるた)直宏さん(17)も、地元の期待を背に、実力を出し切った。目標の3位にはあと一歩届かず、4位だったが、「福島はがんばっているし、元気だということを自分の走りを通じ伝えられたと思う」と笑顔をのぞかせた。

 陸上を本格的に始めたのは中学1年。誰かに憧れたり、何かに刺激を受けたわけでもなく、ただ走る爽快感に魅せられた。練習に明け暮れる毎日を送っていたが、2年生になる直前に、震災と東京電力福島第1原発事故に見舞われた。

 慣れ親しんだ街の様子は一変した。自宅は原発から30キロ以上も離れていたが、街角からは人影が消えた。自らも自宅にこもり、陸上の練習から遠ざかった。「これからどうなるのか不安ばかりが募った」

「福島に希望の灯をともすような世界的な選手になってほしいし、素質は十分にある」

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