この日のあいさつには「私と同じような立場で、大変な毎日を送っている子供たちがいると知ってほしい」との思いを込めた。「何人亡くなったという数字よりも、私の体験を話す方が関心を寄せてくれるのでは」。壇上で、文章をゆっくりかみしめながら霊前を見つめた。
大川小は児童・教職員計84人が死亡、行方不明になり、地区全体が大きな被害を受けた。でもその後、住民が以前より積極的に清掃などの活動をしているのを見ると「みんなすごいな」と感じる。
一方で、まだ立ち上がれない人も周囲にたくさんいる。「もちろん悲しみは消えないけど、私のあいさつでちょっと頑張ろうかなと思ってくれる人がいたらうれしい」
希望胸に進学
来月、慶応大に進学する。子供に関わること、震災を伝えること、国際ボランティア…。笑顔で「したいことがたくさんあります」。亡くなった3人も、そんな自分を見守ってくれると思う。(SANKEI EXPRESS)