根津美術館で展示品を鑑賞する安倍晋三(しんぞう)首相(左)とドイツのアンゲラ・メルケル首相=2015年3月9日、東京都港区(代表撮影)【拡大】
ドイツにも歴史認識で事情
民主党の岡田克也代表は、10日にメルケル氏と会談し、同氏が慰安婦問題に関し「きちんと解決した方がいい」と発言したことを紹介した。ところが、後日ドイツ政府から「日本政府がどうすべきだという発言を行った事実はない」と指摘され、民主党は「明示的に日本政府に解決を呼びかけたものではなかった」と釈明に追われた。
政府高官は「左派勢力の人たちは、メルケル氏を使って、自分たちの主張を通そうとするのはやめるべきだ」と苦言を呈した。歴史認識などに関する自分たちの考えをストレートに掲げると受け入れられづらいので、メルケル氏に代弁してもらおうとした。つまり、“外圧”を利用しているというのだ。